海外送金にあたって、トランスファーワイズというサービスを使ってみた。
▪️結論
通常の海外銀行口座→国内銀行口座の送金に比べて手間がかかるものの、
コストメリットは圧倒的。時間があれば必ず利用すべき。
▪️経緯
過去に海外駐在をしていたときがあり、海外にて銀行口座を開設。
帰国後にお金の振込を受けるものがあったため、
帰国時に海外口座を閉鎖できず、そのまま保有。
この度、まとまった資金(日本円)が必要となったため、為替+送金をおこなった。
▪️数々の苦難
不慣れな作業のため、数々の障害を乗り越える必要があった。
①海外口座の凍結
②海外口座の送金上限額
③トランスファーワイズの仕組みの理解
④トランスファーワイズの海外送金の制限
▪️具体的な克服方法
上記の4点について、私がどう乗り越えたかを詳しく述べる。
①海外口座のアクティベート
帰国後、この海外口座をほとんど使用しなかったため、いつのまにか凍結されていた。
(凍結されると自分のお金なのに送金できなくなる)
ヘルプデスクに電話し、アクティベートの方法を教わりオンライン上で解決できた。
②海外口座の送金上限額の引き上げ
海外銀行のHPで1日の送金上限額を確認した結果、
送金したい金額が上限を越えるため、オンライン上で上限額を引き上げた。
③トランスファーワイズを知る
インターネット上で手数料がお得ということで、多くの人が利用している様子。
とはいえお金を失う恐怖もあり、結構調べた。
今回の私の目的は私の海外口座の外貨を国内口座の円として送金することだが、
サービス内容も年々変わっており、ピッタリな情報は得られなかった。
なお、私の理解はこうである。
<送金フローの全体像>
私の海外口座の外貨→TW社の海外口座の外貨→TW社の国内口座の円
→私の国内口座の円
よって、全部で3回の作業が必要となる。
1回目と3回目では普通の同国内送金手数料がかかるだけ、
2回目のところでの手数料は格段に安い。
これによって、トータルで見た場合、国際送金をするよりも圧倒的にコストが安いのだ。
トランスファーワイズでのアカウント登録は身分証明書のアップロードなど、
オンラインで簡単に済ますことができる。
ただし、外貨を扱うためにはマルチカレンシー口座を開設し、
そこに外貨残高を入れる必要があることに留意(上記の送金フロー参照)。
④多額の海外送金の制限
まずは試しで少額で送金してみて、成功したので多額の送金を実施。
トランスファーワイズの制限にかかり、住所確認のため住民票のアップを要求される。
住民票が2ページあり、1ページ目のみアップしたため、送金処理が進まないことに
気づき、全ページをアップすることで解決。
(最終ページに住民票の交付日の記載があるため)
上記一連の流れで10日間ほどかかったが、今後は数日でできるであろう。
途中で不安によるストレスがかなりあったが、結果としてトータルコストが
かなり抑えられ、やってよかったと思う。
時間がある方は是非、利用してもらいたい。